大井川鉄道SL乗車記

TaKa

2008年01月04日 13:29


 2007年12月28日~30日、帰省途上で静岡県掛川市の ならここの里キャンプ場に宿泊 した中日29日、大井川鉄道のSLに乗車してきました。

 このSLは、大井川本線の金谷駅~千頭駅間39.5kmを1時間半弱で結び、時期や日によって0~3往復しているようです。大井川本線全19駅のうち、金谷・新金谷・家山・下泉・駿河徳山・千頭の駅しか停車しない急行列車扱いですが、所要時間は各駅停車の通常列車の方が短いです^^;

 キャンプ場を10時前に出発し、国道1号の掛川バイパスを東上、一路新金谷駅を目指します。


 始発駅は金谷駅ですが、新金谷駅に駐車場があるとの情報を得てそちらから乗車することにしました。左が駅舎、右写真の奥が駐車場で、駅舎のすぐ先です。料金は500円でした。


 キャンプ場からは1時間弱で到着。この日の運行は新金谷駅11:58分発の1本だけで、大分時間が余ってしまいました。さてどうしたものかと、駅舎前道向かいにあるPLAZA LOCOへ入ってみました。

 こちらには、休憩所、SLグッズ・大井川鐵道オリジナルグッズ・大井川沿線のお土産・特産品・弁当など販売所のほか、SLや古い客車、昔懐かしい駅舎の再現、当時の駅の様子や映画のポスターなどが展示されています。時間潰すにはもってこいでした。お弁当買ってここで乗車前にお昼も済ませました。


 入線10分ほど前にSL乗車の改札が始まります。煙を吐き汽笛を鳴らしながら入線するSLはなかなか壮観です。昔実家横の貨物線区では、まだ時折SLが運行されてましたが、実際乗車するのは初めてです。

 静態展示されてるSLは何度も見てますが、実際動いてるSLは迫力が違います。機関部には3人も乗務員がいるんですね。

 今回乗車したSLは、C56 44です。製造台数165両中90台が出征車両となり、戦場にかける橋で有名な泰緬鉄道などを走行、戦後はタイ国有鉄道で活躍した車両で、1979年に帰国、以後大井川鉄道で動態保存されている物だそうです。

 車体は改装されたばかりで、タイ国有鉄道時代の姿に再塗装され、車両番号やロゴも再現されています。

 さていよいよ乗車。指定座席は4号車でしたが一番機関車寄りの車両でした。昭和10年代に活躍した客車だそうで、内装はほとんど木です。大井川鉄道で一番古い客車で、他3両は上に扇風機が付き照明も蛍光灯ですが、この客車だけ白熱灯です。

 白煙を上げ、汽笛を時折鳴らしながら大井川沿いを北上します。かなりゆっくり走行しますが、結構揺れます。上の左側の写真前方に写っているおじさんは、名物車掌さんらしいです。車両や沿線の説明、ハーモニカの演奏から歌までしゃべりまくってました。若干うるさすぎの感も^^; まあ1時間半ず~っとでは無いと思いますがw

 うちは最初の停車駅家山で下車。ホーム反対側にいた電車で新金谷駅に戻ります。この電車に乗りそこなうと1時間待ちです。客車の揺れが全然違いましたw

 わずか30分の汽車旅ですが、結構楽しめます。運行日・時刻・料金等は、こちら からどうぞ。

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