八幡山で雪遊び 序編

TaKa

2008年02月25日 13:00


 2月24日、近江八幡では今冬一番の積雪でした。かねてから他ブログの皆様の雪中ハイキングの記事を見て、羨ましく思っていた私、こりゃ~今日を逃さず八幡山登るしかないと、あまり乗り気でない連れ合いと子供を連れ出し、八幡山に向かったのでした。

 八幡山(別名鶴翼山)は、近江八幡市街のすぐ北側、南北に細長く連なる小さな山塊の南側に位置し、標高約270m程の低山です。登山口から通常時で1時間ほどで登れます。山上には、豊臣秀次の築いた八幡山城址があります。


 11:00頃、薄曇の中家を出発。道々の庭木は、見事に雪かぶってます。車の多い道はさすがに轍跡に雪など残ってませんでしたが、路地裏はまだ踏み後すら付いていないところもありました。

 道半ばでまた吹雪いてきました。左写真では雪の降ってるのが見えませんが、上の写真と比べて影が無いのはお分かりいただけるかと思います。どうなることやらと思ったのですが、八幡堀辺りまでくると青空ものぞいてきました。

  八幡堀
 滋賀県近江八幡市にある幅員約15m、全長6kmに及ぶ運河。安土桃山時代に豊臣秀次が八幡城を築城した際、城下町の都市計画として整備され、城を防御する軍事的な役割と琵琶湖の水運(当時の物流の要)を利用する商業的役割を兼ね備えた。江戸時代には、近江商人(八幡商人)による町の発展に大きな役割を果たした。 堀沿いには白壁の土蔵や旧家が建ち並び、「八幡伝統的建造物群保存地区 」として「新町通り」・「永原町通り」・「日牟禮八幡宮境内地」と共に重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 写真は道すがら撮ったもので、遊歩道など整備された地区の最西部になります。もっと東よりの日牟禮八幡宮入口辺りが、一番それらしい景観になります。

 下2枚の写真は、以前に撮ったものです。日牟禮八幡宮へ続く堀上の橋から東へ向かったところ。ちょっと先には舟橋が掛けてあり、八幡堀巡りの船の発着場となっています。所要時間35分ほど。大人一人1000円です。西の湖の方を回る水郷巡りとは別物ですのでご注意を。発着場のすぐ近くには、八幡瓦の伝統、近江八幡の歴史・町並みをはじめ、世界各地の瓦屋根を紹介しているかわらミュージアムもあります。

 今でこそ綺麗に整備され、観光客も結構訪れる八幡堀ですが、かつては荒れ放題でヘドロが堆積し、悪臭がひどかったそうです。埋め立てが計画されたこともありましたが、近江八幡青年会議所の反対を機に、堀の保存修景運動が市民全体の運動へと展開、現在の形へと結実していったそうです。

 さて、途中雪投げしたりダルマ作ったり、ぷらぷら歩いてきたので麓まで1時間近くかかってしまいました。普段なら25分くらいの道のりです。いざ雪中登山というところで、連れ合いと息子は猛反対><。結局所要時間4分のロープウェイで上がることと相成りました^^;

 ロープウェイは15分間隔で発車します。12:15発を時間待ちしていると、さっきまでのぞいていた青空がみるみる曇ってゆき、またもや吹雪いてきました。山上のロープウェイ駅も見えなくなってしまいました。折角ここまできたのだからと乗車。途中下を見ると、ほとんど市街が見えません。

 さてはて山上は如何なることになるのやら、不安を胸に私たちを乗せたロープウェイは進んで行くのでした。 ( 続く 

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