春を告げる奇祭 近江八幡左義長祭 ~夜編~

TaKa

2008年03月18日 13:00


 3月16日(日)、近江八幡に春を告げる祭、日牟礼八幡神社の左義長祭に行ってきました。関西に春を告げる行事といえば、東大寺のお水取りが有名ですが、湖国滋賀県、特に湖東ではこの左義長が春告祭として知られています。昼の様子は、 こちら でどうぞ。

 さて夜になって再度お出かけです。左義長は、この夜すべて火をかけられ神社に奉火されます。祭最大の見所といっていいでしょう。20時にあらかじめ籤引きされた1番から5番の左義長が一斉奉火され、あとは籤にしたがい順次奉火されます。到着したのは20時ちょい過ぎ>< もう始まってるかと思いましたが、ギリギリセーフでした。左義長前には松明が灯り、奉火の時を待つばかりとなってました。ここが近江八幡かと思うほどの人だかり^^; 陣取ったのは一番端っこ5番籤の紫竹会の左義長前です。

 奉火が始まったのは20時10分過ぎでしょうか。先の方で火の手が上がり始めました。五基一斉奉火といいますが、多少時間差はあるようです。


 先の奉火が消えかかる頃、目の前の左義長にも火が入れられました。右側写真真ん中辺り、わかるかな。最初に火を入れる場所は決まっているそうです。

 あっというまに赤紙に燃え広がる左義長。

 徐々に全体に火が回る左義長。

 盛んに燃えてます。

 骨組みも露になった左義長。回りでは若衆連が踊ってますw

  近江八幡の左義長は、旧安土城下から八幡城下に移住してきた町民がはじめた祭で、かつて織田信長が女装して祭に加わったという故事から、左義長の担い手は女装するもので、これが奇祭とされる由縁のひとつだったのですが、近年女装姿はほとんど見かけなくなり、若衆連はだいたい揃いの法被を着ているようです。

 一斉奉火の火も消えかかった頃、帰途につきました。八幡堀の橋を渡った所では、いくつかの左義長が奉火の順を待っています。最後の左義長が奉火されるのは、23時近くになるようです。帰途中左義長宿前にまだいる左義長もありました。

 帰りついたのは21時過ぎですので、実際見ていたのは小一時間といったところです。春の夜のアッという間のひと時でした。

 キャンパーな皆さんは、きっと火好きな方が多いことでしょうw 今年は終わってしまいましたが、近県の方々是非来年はご見学にいらっしゃってみては如何でしょうか。来年は、事前にアナウンスさせていただくつもりです。もっともまだ ブログ書き続けていたら の話ですが^^;

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