2008年11月07日
スキットルの変り種
ウイスキーフラスコといえば、普通四角い形状の物が多いですが、中には変わった形の物もあります。手持ちのスキットルから、いわば異色のスキットルをいくつか紹介しましょう。
こちらは丸型。ステンレス製の鏡面仕上げ。スコットランド製です。
丸型自体はそう珍しくないかもしれませんが、こいつはなんといっても薄いです。立てることが出来ませんので、机に出しとくと邪魔です^^; お洒落かな~とは思いますが、ハッキリ行って使いづらいです。裏は凸面になりますが、十分手鏡として機能しますw
形状的にはこれが近いようですが、底がフラットで厚みも少々あるのかな。写真では立ってますね~

ピューター アルケミーフラスコ EA06R
●本体の重さ:125g H11.5cm
●材質ピューター:錫95% アンチモン4% 銅1%
●ジョーゴ付
●英国製
●容量:約170ml
こいつが同じものでしょうか。中心のデザインがちょっと違うけど。

スーツのポケットにも似合いそうヒップフラスコ DALVEY(ダルビー)スキットルポケット
お次も丸型。ショルダーベルト付きの革ケースに収められてます。ステンレス製。
これも丸型。レミーマルタンのノベルティグッズ。ステンレス製。昔中国行った際、機内販売のレミーのおまけだったのをみましたが、手に入れたのはオークションです。
上のふたつはサイズに特徴があります。大型と小型なんですね~ 大きい方の容量は14オンス、小さい方は1オンスです。大きい方は、ここまでくるとまさに”水筒”ですねw キャップは2重になっており、外側はショットグラス代わりになります。小さい方はこれからの季節、ポケットや鞄に忍ばせて置き、寒空の帰宅途中にちょこっとぐびっとあおって暖をとるなんてのにいいですよw
これも1オンスサイズ。キーホルダーが付いてますので、アクセサリーとしてもいいかも知れませんねw

ピューター ENGLAND製フラスコ ラウンド・キーホルダー付
●材質:ピューター
●容量:1オンス
●サイズ:62×46×20mm
●重量:50g
●英国シェフィールド、Pinder Bros社製
これも1オンスです。かわいくていいかも。角型もあります。

【DUG(ダグ)】丸型ちびスキットル 「DG-0631」シンプルで使い勝手のよいDUG製品【1106PUP10】
これは円筒形です。ショットグラスが蓋部分に収まってます。ステンレス製で容量8オンス。ウイスキーフラスコとしてはやや多目の容量でしょうか。
同形状のものはこちら。やや細身でしょうか。

GSI レザーカバーフラスコ ショットグラス2コ付き
●サイズ:直径5.2×18cm
●重量:260g
●容量:300ml
●素材:ステンレススチール
これが同じものかな。

【DUG(ダグ)】チアーズスキットル8oz 「DG-0622」シンプルで使い勝手のよいDUG製品
こちらは形状的にはグラスが載ってるくらいで、別に変わってませんが、ボトルそのものの材質がガラス製です。ガラス製は割れの恐れや、チタン製・ステンレス製に比して重いので、携行にはちょっと不向きですが、手入れは楽ですw
材質的に変わってていま結構欲しいかなって思ってるのがこれ。ナルゲンのカーブ型のフラスコ。飲み終えたあと軽いのがいいですね。

nalgene(ナルゲン) ナルゲン フラスコ
●本体材質:PET
●スリーブ材質:ポリカーボネート
●サイズ:約202×102×40mm
●重量:約124g
●容量:約340ml(目盛300mlまで)
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2008年02月06日
ピューター製スキットル
最近はステンレス製が巾をきかせてますが、スキットルボトルの伝統素材といえばピューター製です。ピューターは錫を主な成分とする合金で、融点が低く加工しやすいという特徴を持ちます。また錫は、不純物を吸収する性質があり、液体を浄化するといわれ、皿や酒器、花瓶などに古くから用いられてきました。かつてイギリスには世界最大の錫鉱山があり、14世紀にはロンドンが世界最大のピューター製品生産地であったことから、狩猟時の携帯酒器たるスキットルボトルの多くが、ピューター製であったことは当然といえるでしょう。
こちらは、槌目が特徴的な英国製の物。底の刻印は薄くてよく読めませんが、ENGLANDとだけは何とか見えました。4OZで容量と携帯性のバランスが丁度良いですね。ピューターは軟らかいので傷が付きやすいですが、槌目だとあまり目立たないためか、こうしたデザインの物が多いようです。

ピューター ENGLAND製高級フラスコ
●材質;ピューター
●容量:4オンス
●サイズ:およそ高さ115mm、幅79mm
●重量:130g
●英国シェフィールド、Pinder Bros社製
こちらはタイ国KINNGS社製の物。タイもピューター製品の製造が盛んで、お土産物などによくみられるようです。スキットルは英国製に比べ肉厚なのが特徴で、重厚な感じのするものが多いです。

ROYAL KINNGS(ロイヤルキングス) ピューターフラスコ KW5
●フラスコ本体
●材質ピューター:錫97% アンチモン2%銅1%
●サイズ: 高さ120mm、容量:180ml
●タイ国製
これは一番最近手に入れたもの。底には、印鑑のようなロゴマーク2個と、ENGLISH PEWTER SHEFFIELD ENGLAND と刻まれています。シェフィールドは、イングランド中部にある金属加工業を中心とした工業都市です。外蓋はカップ代わりになります。猪が描かれていて、ちょっと東洋っぽい図柄にもみえますが、狩猟時の携帯酒器ですから、それらしい図柄ですね。
ピューター製スキットルボトルは、傷に弱い点を除けば、比較的錆や腐食に強く、手入れは容易な方だと思います。鋳物ですので漏れにも強いのですが、口金部分は接合してあるので、アルコール度の低い液体を入れっぱなしにしとくと、そこから漏れを起こすようになることが多いようです。私は2つほどダメにしました。
そのほかピューター製スキットルボトルは、 こちら からご覧になれます。
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