守山市のマンホール蓋
今日は、子供の医者通いに付き合って守山市まで行ってきました。病院前でデザインマンホール蓋を発見したので、以前の
近江八幡市のマンホール蓋に続いてのご紹介ですw
真ん中に大きく描かれているのは、ゲンジボタルとその発光の様子。ゲンジボタル(源氏蛍)の命名の由来は、腹(原)が光るということから『源氏物語』の主人公光源氏をもじって付けられたとか。ちなみにヘイケボタルは、別種ということで源氏に対比して付けられたそうです。
かつて守山市は、天然記念物源氏蛍発生地としての指定を受けていましたが、川の汚染や護岸工事により環境変化でホタルは激減してしまいました。かつての輝きを取り戻そうと市民や市の努力の甲斐あって、近年では市街地でもホタルを観察できるようになっています。今年はもう終わってしまいましたが、所定の駐車場にマイカーを駐車し、バスに乗り換えて、市内のホタル飛翔地を 散策する「
ほたるパーク&ウォーク」が毎年実施されています。
真ん中左に見える三角形のようなものは「えり」をデザイン化したものでしょう。漢字は魚偏に入と書きます。琵琶湖で代表的な定置網漁法で、湖岸から沖合に向かい傘型に網を張り、湖岸によってきた魚の習性をうまく利用し、「つぼ」と呼ばれる陥穽部に誘導し漁獲する方法です。もともと水深の浅い琵琶湖東岸に多い漁法で、守山にも多くのえり師がいました。網建ての棒の素材の進歩(昔は竹でした)により、深い所でも設置が可能になって湖西側でも数多く見られます。
(写真:琵琶湖大橋とえり 琵琶湖西岸今宿浜より撮影)
マンホール蓋上部に見えるのは、琵琶湖対岸の比叡・比良の山なみと守山市と大津市を結んで架かる琵琶湖大橋です。琵琶湖大橋は、北湖と南湖を隔てる琵琶湖最狭部に昭和39年開通しました。この開通により、県西部と東部はずっと身近な物になりました。
大津市堅田にある堅田小学校の校舎前庭には、琵琶湖を模った池があります。この池の琵琶湖最狭部にも橋が架かっているのですが、この庭園が出来たのは琵琶湖大橋が架かるずっと以前のこと。なんでも昔の校長が庭を作った際、東西が陸で繋がったらどんなに便利なことだろう、100年後にはきっと橋が架かるとかいって池に橋架けたとか。実際100年かからずに架かったのですが、真に夢の架け橋だったんですねw
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