ジェネリック医薬品
今日は医者に行ってきました。痛風薬の処方です。
前回薬1カ月分貰ってきたのが10月4日ですから、この期間はかなり真面目に薬飲みましたねw
さて今回は、前々回の検査で私的には異様に高い中性脂肪値が出ていたため、前回検査の精度を上げるため空腹状態で採血した血液検査の結果を貰ってきました。
結果はこちら。
ダメです>< 数値的には100ほど下がったものの、完全に正常数値範囲外。おまけに尿酸値も前回より0.8上がってる始末。
値が下がらないということで、今回から痛風の薬は分量が2倍になりました^^; また2回続けて正常値内だった悪玉コレステロールを下げる薬に代わって、中性脂肪を下げる薬が新たに処方されました。
さて処方箋を持って薬局に行くと、ある出来事がありました。処方箋を渡して薬が出てくるのを待っていると、薬剤師の方が出てきて「ジェネリックにしますか」と問われます。ジェネリック??? なんじゃらほい! 聞いてみると、要は処方箋に書いてあるのと薬効が同等の薬で、値段も安価になるものだとか。物が物だけに躊躇もありましたが、痛風薬のザイロリック(ザイロリックは製品名。薬としての一般名はアロプリノール)には、別の製品名の同等薬がたくさんあること
だけは知っていましたので、まあいいかなと同意。支払った薬代は740円。処方箋通りの薬より1000円安くなってると薬局はいってました。
家に戻っていっしょに貰ってきたジェネリック医薬品のパンフを読むと、ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、新薬(先発医薬品)の特許が切れた後に販売される、新薬と同じ有効成分、効き目、安全性を持つ、新薬より安価(さほど安価でない種類のく薬もある)な薬で、生物的同等性試験や安定性試験などを行い、品質・有効性・安全性が確認された、厚生労働省の定めた基準を満たした薬だとか。安価な訳は、新薬が研究・開発や発売後の有効性や安全性の確認に多額の費用を要するのに対し、ジェネリック医薬品は安全性・有効性を検証された成分を用いて製造されるため、製造コストが低いから。
ちょっと調べてみると、ジェネリック医薬品自体は、新薬の特許が切れると同等主成分の薬が他社からゾロゾロと発売されるので、「ゾロ薬」とか「ゾロゾロ薬」とか呼ばれて昔から存在していたようですが、日本では普及度が低いそうです。要因は、医師・薬剤師の知識不足とか使い慣れた薬からの変更への不安、新薬会社との癒着、ブランド志向の強い国民性などいろいろあるらしい。増大する医療費の抑制をはかる手段として、厚生労働省はジェネリック医薬品の普及を進めたいようで、2006年4月より処方箋の様式が変更とされ、医師が処方箋中の「後発医薬品への変更可」欄に署名すれば、後発医薬品に変更して調剤することが可能となるもあまり効果がなく、今年4月には再び様式が変更され、今度はジェネリックへの変更が不可である場合に医師の署名が記入されることとなりました。つまり以前は医師が特に署名しなければ変更できなかったものが、今度は逆に医師が特に署名しなければ変更できるようになったということです。今日の出来事も、こうした背景の中起こった訳ですね。数年前から注目されてて、ジェネリック製薬会社のCMも放映され、ワイドショー・報道番組等にも取り上げられてたみたいですが、TVあんまり見ないので全然知りませんでした^^;
医師や調剤薬局がジェネリック医薬品を選択することで、どのような損得が生まれるのかはおいといて、患者の立場からすると薬代の値下がりは好ましいことだと思います。ただジェネリック医薬品について様々な問題点が指摘されているのも事実です。薬の主成分は同じでも形状や副成分の違いで必ずしも同じではない薬効や副作用、多くのジェネリック製薬会社が中小であることから起因する供給の不安定さ・薬害時の対応能力・製品品質の維持力、価格競争で利益が低下し新薬製薬会社の開発力が落ちる、医療費の削減にはさほど貢献しない等、問題は多岐にわたるようです。
ジェネリック医薬品の伸張が、今後どのような影響を及ぼすのか私には分かりません。ただ、これまで通常、医者に処方箋を貰い、どこの調剤薬局に持ち込んでも同じ薬が出されてた訳ですが、今後は薬局によって提示される薬が違ったり、薬局変えると飲んでる薬が同等品しかないなんてことも起こりそうですね。医者で処方される薬もそれを求める薬局も、自らの判断でリスクを考え選ばなくてはならない時代になったということでしょうか。
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